令和4年産有田地方かんきつ類の着花状況調査結果

調査者:JAありだ、JAグループ和歌山農業振興センター、 農業共済組合、近畿農政局和歌山県拠点
県 果樹園芸課、果樹試験場、有田振興局
                     
調査日:令和4年5月2日(月)

 令和4年産かんきつ類の着花状況は、総体的に平年並み。園地や樹によるバラツキが大きい。
 満開期は、全体的に昨年より遅く、平年より早くなる見込み。
 各品目別の詳細は以下のとおり。


(1)温州みかん (118園調査)
@新梢の発生や着葉数は平年並。樹勢は中程度であったが弱っている園も見受けられる。
[平年に比べ、発芽期は同日程度、展葉期は3日程度早かった。(早生品種、果樹試験場調べ)]
A満開期は極早生で5月6日頃(平年より2日早い)、早生で5月6日頃(平年より3日早い)、普通で5月7日頃(平年より4日早い)と思われる。
 B着花指数は平年を10とした場合、 極早生で10.2、 早生で9.1、普通で9.9であった。

 
(2)はっさく (10園調査)
@新梢の発生や着葉数は平年並み、樹勢は中程度であった。
A満開期は5月7日頃(平年比5日早い)と思われる。
B着花指数は平年を10とした場合、10.2であった。

 
(3)清見 (9園調査)
@新梢の発生は良好で、着葉数は平年並み、樹勢は中程度であった。
A満開期は5月7日頃(平年比5日早い)と思われる。
B着花指数は平年を10とした場合、11.3であった。


(4)不知火 (13園調査)
@新梢の発生は良好で、着葉数は平年並み、樹勢は中程度であった。
A満開期は5月9日頃(平年比2日早い)と思われる。
B着花指数は平年を10とした場合、9.4であった。